プロンプト講座 第1回:基礎編

ノートパソコンを操作する人物のイラストが描かれている様子(第1回)

目次

AIを使いこなす“問いの設計力”──「プロンプト」の基礎からはじめよう

1. はじめに

ChatGPTをはじめとする生成AIの普及により、私たちは「自分の言葉でAIに依頼できる」という新しい力を手にしました。しかし、多くの人がまだ「思った通りに動かない」「なんだか抽象的」と感じるのも事実。
その違いを分けるのが「プロンプト=問いの設計」です。
ChatGPTが登場して以降、プロンプト設計力は“AIの性能を引き出す鍵”として注目されるようになりました。生成AIは定型回答ではなく、膨大な言語データから文脈を論理的に推察して答えを導き出します。そのため、プロンプトが曖昧だと、回答も曖昧になります。

本講座では、プロンプトの基礎から実践までを全3回で学びます。
今回はその第1回、「プロンプトとは何か?」「どう作ればいいのか?」をじっくり学びましょう。

2. 概念の理解編:プロンプトとは「AIとの思考インターフェース」

プロンプトとは、ChatGPTのような生成AIに対して“何をしてほしいか”を伝えるための、指示・依頼文です。
 ●単なる“機械的な命令文”ではなく、“意図を含む指示文”であるとよいです
 ●“問い方”によって出力の質が変わる、インターフェースのようなものです

プロンプトの設計力の重要性については、過去の記事をご覧ください。

3. 構文理解編:プロンプトは“構成”で差がつく

プロンプトは次の4要素をできるだけ押さえることで、よりよい成果が得られます。

要素説明例
① 目的何のための出力か?(例:お礼、要約、提案、比較)
② 前提情報AIが知っておくべき背景(例:業種、相手、社内用語など)
③ 出力形式望ましい形式(例:200字以内、表形式、件名+本文など)
④ トーンカジュアル/ビジネス/親しみ/フランク/丁寧などの語調指示

これらを明示することで、出力の“ブレ”が少なくなります。

4. プロンプトの“型”と使い分け(+ユースケース)

プロンプトには代表的なパターンがあり、日常業務に合わせて使い分けることができます。

フォーマット例ユースケース
質問型「〇〇について、わかりやすく説明してください」業務理解、教育、FAQ作成
要約型「以下の文章を200字で要約してください」会議メモ、議事録要点、報告書
リスト型「〇〇のメリット・デメリットを3つずつ箇条書きで出してください」提案資料、要件整理、比較検討
作成型「△△な相手に送る□□のメールを作成してください」メール文面、社内案内、PR文

5. まとめ:プロンプトとは「考える力を形にする道具」

プロンプト設計とは、単にAIを使いこなすための“テクニック”だけではありません。
それは、自分の業務や思考の構造を可視化し、場合によっては普段より言語化するということでもあります。
何が問題なのか、誰に伝えたいのか、どんなゴールを目指しているのか──そうした問いを丁寧に分解し、明確な形にして伝える力こそが、プロンプト設計において養っていけるスキルでもあります。結果的に、日々の業務の中で「何をどう伝えれば、他者やAIに意図が伝わるか」を意識するようになり、言葉の精度や目的の明確さも少しずつ磨かれていくことでしょう。

次回予告:プロンプト講座 第2回:ビジネス編

業務別にGPTをどう使いこなすか──
「営業」「人事」「企画」など現場ユースの具体例と、「情報漏えいを防ぐ使い方」まで徹底解説します。

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