あなたの代わりに「読んで、まとめる」NotebookLMで変わる資料づくり(2/3)

AI(光る電球)がメモを読み、まとめる様子(2/3)

目次

前回記事で、NotebookLMの基本的な機能や魅力についてご紹介しました。

>>あなたの代わりに「読んで、まとめる」NotebookLMで変わる資料づくり(1/3)

しかし、理解はできても、実際にどのように動作するのかの具体的なイメージが湧かない方もいらっしゃるかもしれません。

本記事では、前回の内容を踏まえ、当サイト(BPOソリューションサイト)をソースとして使用した事例をご紹介します。情報がどのように抽出・整理されていくのかを具体的にご覧いただけます。また、皆さまにも同じ操作を一緒に行っていただくことで、より理解が深まります。その驚くべき性能を、ぜひご自身の目でご確認ください。

1. ノートの作成

まずは「新規作成」ボタンをクリックします。
NotebookLMの初期画面。「新規作成」ボタンが赤枠で囲まれ、赤い矢印と「クリック」というテキストで操作を指示している。

2. 資料のアップロード

ノートを作成後、「ソースを追加」という画面が表示されます。今回は「BPOソリューションサイト」を情報ソースに指定するため、①「リンク」欄の「ウェブサイト」をクリックします。②テキストボックスにURLを入力し、③「挿入」ボタンをクリックします。
NotebookLMでソースを追加するポップアップ画面。「ウェブサイト」ボタンをクリックしてURLを入力し、「挿入」ボタンを押すまでの手順を説明。

すると、下図のようにメイン画面が表示されます。「ソース」欄には先ほど追加したサイト名が表示され、「チャット」欄には要約が自動で表示されています。
NotebookLMでソースを追加した様子。中央のチャット欄上部に、追加されたソースから自動生成された要約が表示されている。

これまでに投稿したコラム事例の各記事も追加したいので、「ソース」欄の「追加」をクリックして、先ほどと同様の手順で情報ソースのアップロードを繰り返します。
NotebookLMで追加の情報ソースを追加する様子。左側の「追加」ボタンをクリックすると、「ソースを追加」画面が開かれる。

追加後は下図のようになりました。「ソース」欄では、情報ソースの追加・検索の他、各情報ソース横にあるチェックボックスのON/OFFで、情報ソースに一時的に含める/含めないを切り替えることもできます。また、ノート名も左上のテキストを直接修正することで変更できるので、今回は「BPOソリューションサイト」という名称に変更しました。
NotebookLMの画面左側に、複数の資料が追加された様子。

3. AIへの指示出し

情報ソースのセットが完了したら、後はAIに指示出しを行うだけです。まずはメイン機能であるチャット機能を使用してみます。「チャット」欄の下部にあるテキストボックスに「フォリウムが提供しているサービスの種類と内容について簡単に教えてください」と入力し、送信すると──わずか数秒で、正確かつ詳細な回答が返ってきました。人力で複数のサイトを読み込み、情報を抽出・整理する手間を考えると、本来であれば数時間から一日がかりの作業がまさに一瞬で完了します。その威力は圧倒的です。NotebookLMのチャット画面で、質問を入力・送信する様子。

回答内容の各文末には番号が振られ、カーソルを当てると引用元の内容が表示されます。また、「メモに保存」を押すと「メモ」欄に回答内容を残すこともできます。
NotebookLMのチャット画面で、回答にカーソルを当てて引用元を表示している様子と、「メモに保存」ボタンで回答内容をメモに保存している様子。

自分でメモを作成したい場合は、「メモを追加」をクリックすると、画面右側にメモ入力欄が表示されます。メモは、「ソースに変換」をクリックすることで情報ソースとして追加することも可能です。NotebookLMの画面でメモを作成する様子。メモは、タイトル入力欄とメモ本文入力欄に分かれている。

その他には、AIによるコンテンツ生成機能があります。生成されたデータは、全て画面右側に表示されていきます。
NotebookLMの各機能のボタンに、①~⑥までの番号が振られている画像。

①音声概要
「チャット」欄の「音声概要」または、「Studio」欄の「生成」をクリックすることで「Studio」欄に対話形式の音声データが生成されます。再生速度は生成後に変更できますが、それ以外で指定したい内容がある場合は、生成前に「Studio」欄の「カスタマイズ」からフリーテキストで入力する必要があります。

▼実際に生成した音声データ

ぜひお聴きください。カタコトとは無縁の、自然で流暢な日本語にきっと驚かれるはずです。

②マインドマップ
「チャット」欄の「マインドマップ」をクリックすると、「メモ」欄に生成されます。

▼実際に生成したマインドマップ
「BPOサービス」を主題としたマインドマップ。市場構造、メリット、デメリット、対策、そしてフォリウムのサービスや導入のポイントがツリー状に整理されている。

③学習ガイド
「メモ」欄の「学習ガイド」をクリックすると生成されます。
実際に生成した学習ガイドはこちら

④よくある質問
「メモ」欄の「よくある質問」をクリックすると生成されます。
実際に生成したよくある質問はこちら

⑤ブリーフィング・ドキュメント
「メモ」欄の「ブリーフィング・ドキュメント」をクリックすると生成されます。
実際に生成したブリーフィング・ドキュメントはこちら

⑥タイムライン
「メモ」欄の「タイムライン」をクリックすると生成されます。
実際に生成したタイムラインはこちら

今回は、実際にNotebookLMを操作し、その驚くべき情報処理能力をご紹介しました。膨大な情報が、ほんの数秒でまとめ上げられ、分析される様にはさぞかし驚かれたことでしょう。

次回の記事では、NotebookLMをさらに効果的に活用するための具体的な例と、使用する上で注意すべき点について詳しく解説します。このツールを最大限に引き出し、あなたの知識創造を加速させるヒントが満載ですので、どうぞお見逃しなく!

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>>フォリウムのAI導入・活用支援/BPOソリューション

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前回記事
>>あなたの代わりに「読んで、まとめる」NotebookLMで変わる資料づくり(1/3)

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